The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
交渉相手は手強いぞ!
根岸 恵子
3月10日に厚生労働省内閣官房に対し、内閣官房が人骨問題の担当部署になること、防研跡地の調査などについて各省庁が連携して解決に当たることなどを金田誠一議員、常石代表らと請願した。
訪問者は309名
厚生労働省によると、3月9日までに納骨施設を訪れた人は309人、国立感染症研究所で管理している。
調査期間の設置を
人骨問題を戦後処理問題と位置づけ、調査機関を設置するよう促したが、内閣官房は権限がないと答弁。生命倫理の観点や中国側の要請、日弁連の勧告などから調査の必要を訴えた。
防研跡地の発掘調査を
事情を知っているとされる職員の遺族への聞き取り、露出部の地中レーダー探査などを要望したが、その場では答えられないとのこと。
根岸 恵子
昨年の訪中で、金成民氏から紹介のあった朱玉芬さん(黒龍江省鶏西氏在住)の話
父が25歳、叔父が23歳のとき、抗日活動をしていたが密告により憲兵隊に連行された。「犬に食わされて死んだ」と聞かされていたが、2001年金成民さんが訪ねてきて、七三一部隊の犠牲になったことを知った。父親がいなくなって男手がなくなった。私が6歳のとき母は再婚したが義父は二つの家族の面倒を見なければならなかったので、凍傷になるくらい貧しかった。
1997年、「特移扱い」の文書が発見され、新たに50数名が分かった。金成民さんはその中から遺族を探し出した。
3月30日、西里扶甬子さんら20名が参加。解説は川村さん。新大久保駅から皆中稲荷神社、公営社、孫文らのスポンサーだった梅屋庄吉の屋敷跡、陸軍技術本部があった都立衛生研究所など、「明治天皇射的砲術天覧所址」がある諏訪神社、近衛騎兵連隊の兵舎が残る学習院女子大学、戸山運動公園の防疫研究所跡地と廻り、納骨施設で追悼。都衛生研究所の建て替えのとき、当時担当者だった中山弘子さんは聞取り、地下探査など埋設物調査をし、塩素ボンベを発見した。因みに中山さんは現在新宿区長。
(アンケート結果は省略)
~戦争犯罪とその被害の回復を考える~
7月20日
ペアーレ新宿:500円
金正 姫、根岸 恵子、保坂 瑛一、常石 敬一、等
2003.5.11
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