The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
川村 一之(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会)
戸山5号宿舎跡地の発掘調査は、3月24日に試掘調査は終わったが、本格調査には入れず、予算を来年度に繰り越し、6月30日まで調査期間を延長する。
試掘調査で発見されたコンクリートの基礎は撤去。また、北側は戸山庭園の池の近くで地下水があふれ出ている。
試掘調査で調査地の南側は1.5~2mほど、北側のテニスコート付近は6.5mまで掘る必要があることがわかった。本格調査は周囲をシートパイルで土留めをして行われており、調査地約三千平米が全掘削される。
(2011年4月28日)
報告:川村 一之
コメンテーター:菊池 実 他
日時:7月17日(日)
場所:ウィズ新宿
資料代:1000円
安松 狢
NPO法人市民科学研究室・低線量被爆研究会から、「日本学術振興会 科学研究費補助金研究成果報告書 原爆調査の歴史を問い直す」の寄贈を受けた。内容は日米の初期原爆調査とその背景を、詳細な資料・文献の読み込みを通じて再検証したもの。同会の地道な活動に敬意を表す。
鳥居 靖(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会・事務局長)
3月11日の震災、原発事故の中で悩みながらも実施。旧第6陸軍技術研究所内の東京都健康安全研究センターで、環境放射線の測定を行っている。参加者は50人超。今回は鳥居が案内し、イペリットやルイサイト入りの缶が多数見つかった6研跡地から戸山5号宿舎解体現場など人骨問題の現場を見て、戸山生涯学習館和室で休憩、アンケート記入。最後はまとめの意味で人骨問題や毒ガス問題について、川村から話をする。89年の時は、人骨が発見された後に一から運動が立ち上がった。今回は衆人環視の下で発掘が行われている。ご遺体(それは人骨か、臓器標本か、顕微鏡標本か)が発見されるのを待つばかり。
川村 一之(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会)
この骨が私たちに教えることは非常に重要。軍陣医学というものがどういうものだったかということがこの骨が教えてくれると思うし、戦争責任を考える意味で骨は物的な証拠でもある。戦時医学の真相をきちっと明らかにしていく義務が日本人にはあるということで私たちはこの活動を続けている。
2011.5.8
定期購読者募集ページへ