The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
川村 一之(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会)
厚生労働省は2月21日、元陸軍軍医学校の敷地内にあたる戸山5号宿舎跡地の試掘調査に着手・続いて本調査に入る。発掘調査は軍医学校跡地に埋められたとされる人骨の有無を確認するためのもの。
人骨の会は調査に当たって、厚生労働省に「身元確認や遺棄された原因解明などにつながる周辺情報も併せて収集するよう求める」コメントを発表した。
発掘を担当するテイケイトレード株式会社は、埋蔵文化財の発掘を手がけている会社。すでに軍医学校時代の建物の址とみられるコンクリートの基礎が発見された。
(2011年3月1日)
川村 一之(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会)
「松下さんは進駐軍に掘り出されたら困るので、木造の宿舎を建てて国立東京第一病院の医長クラスの人たちに住んでもらい、監視の意味もあって自分も住んだと言っていました。」(2006年6月23日 石井元看護師による証言)
松下菊松・東一病院庶務課長の宿舎は住宅地図の中にある。そこは(今の)戸山5号宿舎解体跡地。石井証言に対し、2006年6月5日の衆議院決算行政監視委員会第三分科会において、川崎厚労相は郡和子衆議院議員の質問に、「(人体標本は)当然掘り出して、日本人であっても中国人であっても、丁重に埋葬しなきゃならない」と答弁した。これを契機に川崎厚労相と石井元看護師の面談が実現し、その場で川崎厚労相は発掘を明言し、真相究明の必要があるとの認識を示した。
質問者:河野 達男
厚労省は今回の調査の目的を「人骨の有無を確認すること」としています。この地は、尾張徳川家の下屋敷跡だったところに、1929年旧陸軍軍医学校が移転し、周辺にも陸軍に関係のある施設が集中していました。敗戦後、戦争に関するさまざまな物証の隠蔽が行われ、その中で人体標本も埋められました。石井十世元看護師の証言に基づき、2006年、当時の川崎厚生労働大臣は、「標本が埋まっている可能性が高い戸山5号宿舎周辺を調査する」と明言されました。大臣は、平成22年度予算に調査費を計上し、昨年この宿舎は解体されました。本年2月8日、業者と契約、2月15日に地元説明会を開催しました。そこでは、2月21日試掘を6ヵ所で開始し、3月3日から敷地全体の本調査を開始するとのこと。そこでお聞きします。
一点目は、本年度に入ってからのこの間の経緯について、また、2月15日の地元町会長への説明の概要とその時の質疑や意見について。
二点目は、区も調査を見守ることと思いますが、調査内容などお聞かせいただきたい。
三点目は、厚生労働省の調査概要には、「調査に当たっては埋蔵文化財包蔵地であることから、埋蔵文化財等の地質を見極められる調査員を常時2名配置する」としています。新宿区としての対応について。
四点目は、新宿区として、厚生労働省に調査の公開などをしっかりと申し入れるべきではないか。
平野 利子
現在、「人体の不思議展」は開催準備中。厚生労働省の聞き取りに対して、主催者側は、標本は死体ではなく、「プラスチック解剖標本」といいだしています。
京都府警は、プラストミック標本が人間の死体かという鑑定を求めていますが、今さら必要? 2003年、主催者が東京都に後援を求めたときに提出した養老孟司氏の文章(下)や、パンフレット中の監修委員長の森亘先生(東京大学名誉教授、病理学、元日本医学会会長)のごあいさつで、すでに認めています。
昭和天皇は、当時、七三一部隊の実態を知ったら、人間としてどのような対応をされたでしょうか。
森先生におかれましては、早急に、監修委員長として、日本医学界の代表として、展示されている標本は人間の死体(遺体)であることを含め、「人体の不思議展」に対する見解と今後の対応をご提示下さいますようにお願い申し上げます。
4月3日(日)大久保駅集合
鳥居 靖(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会・事務局長)
東北太平洋沖地震の被害に遇われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
同時に、原発のような大規模・中央集権的エネルギーに頼る愚かさを指摘したい。
2011.3.13
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