軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会

The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College

第169回国会 参議院厚生労働委員会第5号 議事録から抜粋

質問者 谷博之参議院議員
答弁者 外口崇
    藤岡博(財務省理財局次長)

  • 谷 博之 君
    •  時間がありませんので、最後に一点だけ簡単にお答えいただきたいんですが。
       国立感染症研究所が所在するところで大量の人骨が発見をされた、約20年前でしょうかね。これはいわゆるそこに旧陸軍軍医学校があって、そのところでそういう人骨が発見されておると。
       二年前に川崎元厚生労働大臣が、元看護師の証言を受けて、ここにほかの場所にも遺骨が埋まっているということを証言して、それをできるだけ早く調査しようということになっています。簡潔に、二か所あるわけですが、今後の見通しを一言ずつお答えいただきたいと思います。
  • 政府参考人(外口 崇 君)
    •  まず、二か所のうちの国立国際医療センター戸山五号宿舎の方でございますけれども、これは現在職員が十二世帯入居しておりまして、代替の宿舎を確保するなど調査が可能となった時点において対応することとしております。
       この代替宿舎の確保、現時点でまだめど立っておりませんが、確保ができた時点で調査を実施できるよう国立国際医療センターと必要な調整を行ってまいりたいと考えております。
  • 委員長(岩本 司 君)
    •  財務省藤岡理財局次長。簡潔に願います。
  • 政府参考人(藤岡 博 君)
    •  お答え申し上げます。
       お尋ねのもう一つの宿舎、合同宿舎若松住宅につきましては、現在居住中でございます。しかしながら、平成十九年六月公表の財務省の有識者会議におけます報告書における宿舎の移転・再配置計画に基づきまして、この平成二十年一月三十一日に廃止決定がなされたところでございます。ただ、今お住まいでございます。これに合わせまして、現在宿舎の入居者に対しましては、平成二十三年七月末までに退去するように要請したところでございます。
       入居者の退去が完了するまでの間は、引き続き当該宿舎は宿舎として現に使われているわけでございますので埋蔵物の調査は困難でございますが、退去完了後におきまして何らかの調査を行うことを検討する必要があると考えているところでございます。
  • 谷 博之 君
    •  終わります。

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