軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会

The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College

2007年3月13日

厚生労働大臣
柳澤 伯夫 様

軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会

代表 常石 敬一

旧陸軍軍医学校跡地の人骨問題に関する質問と要望

 厚生労働省で保管する旧陸軍軍医学校跡地で発見された人骨の取扱いと同軍医学校に勤務した元看護師の証言に基づく調査に関して以下のことを質問し、要望いたします。

  1. 川崎二郎厚生労働大臣(当時)による元看護師証言の確認調査言明(2006年6月23日大臣室)から今日までの経過説明と今後の調査計画を明らかにされたい。
  2. 戸山5号宿舎に関して国立国際医療センターと東京都、及び新宿区との協議経過を明らかにされたい。
  3. 財務省管轄の若松住宅敷地の調査に関して財務省との協議経過を明らかにされたい。
  4. 厚生労働省で保管する人骨の取扱いについて
    1. 2006年度における保管状況を明らかにされたい。
      (拝礼・追悼者数・事故など)
    2. 「新たな調査の手がかり」が得られているか明らかにされたい。
    3. 今後の人骨の取扱いをどのように考えているか明らかにされたい。
  5. 人骨問題についての要望
    1. 元看護師証言による新たな調査を速やかに実施していただきたい。
    2. 保管人骨の個体数確認と遺族確認に必要なDNA鑑定を実施していただきたい。
    3. 母系血縁を明らかにするため、ミトコンドリアDNA鑑定を実施していただきたい。
    4. スーパーインポーズ法による頭蓋骨の3次元化データ測定を行っていただきたい。
    5. 保管人骨の身元確認のため、国内外に遺族の照会をしていただきたい。
    6. 保管人骨の死因を明らかにするための法医学鑑定をしていただきたい。
    7. 自衛隊衛生学校(彰古館)が保管する陸軍軍医学校が所有した標本類や所蔵資料の品目リスト(含む移管目録)を提出されたい。
    8. 中国から申立てのある満州第731部隊に送致された人々の肉親に、保管人骨の取扱い状況を報告されたい。

以上

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