日本国内閣総理大臣　野田　佳彦　様

日本国外務大臣　　　玄葉光一郎　様

日本国厚生労働大臣　小宮山洋子　様

私は、９１年、父・張慧忠（張恵中）の写真を日本国政府に添付し、日本の陸軍軍医学校跡地から発見された遺骨の中に私の父のものがないか、確認を求める申立書を提出しています。その後、調査はどうなったでしょうか。２００８年５月１４日の国会答弁で、舛添要一厚生労働大臣（当時）は、「今大切に保管されています人骨の身元確認、これはさらなる技術革新その他の手を用いまして、できるだけ身元確認につながるような努力を今後とも続けていきたいと思います」と発言していると聞いています。

また、身元確認の方法として、遺骨と生前の写真を照合して調べる方法があると聞きました。改めて、以前提出した父の写真、父が７３１部隊で犠牲になったことを示す資料１式を提出します。ぜひとも、あらゆる方法で身元確認をしてくださいますようお願いいたします。

日本政府の関係機関が、私の要請を聞き入れ、納得のいく回答をいただけますようお願いいたします。

中華人民共和国以下省略　　張可偉

２０１２年２月７日（４月６日に訂正）

李鳳琴さんの要請書

前列左下が李鳳閣

若かりし李鳳閣

要請書

日本国内閣総理大臣　野田　佳彦　様

日本国外務大臣　　　玄葉光一郎　様

日本国厚生労働大臣　小宮山洋子　様

２００８年５月１４日の国会答弁で、舛添要一厚生労働大臣（当時）は「今大切に保管されています人骨の身元確認、これはさらなる技術革新その他の手を用いまして、できるだけ身元確認につながるような努力を今後とも続けていきたいと思います」と発言していると聞きました。身元確認の方法として、遺骨と生前の写真を照合して調べる方法があると聞きました。ぜひともあらゆる方法を駆使して、以下の各被害者について、身元確認をしていただくよう求めます。

父親王耀軒と従兄王学年は大連黒石礁興亜写真館諜報事件で、１９４３年１０月１０日の真夜中に、大連の日本憲兵隊から天津に派遣された三尾豊と末元広男に逮捕されました。その後、大連日本憲兵隊に連行され、１９４４年の春、三尾豊にハルビンの７３１細菌部隊に護送され、その後人体実験にされて亡くなりました。２人の写真と資料は、既にそちらに郵送しています。

当時黒石礁興亜写真館諜報事件で逮捕された他の人は以下の通りです。

１．李振声　１９１５年生まれ、本籍は河北省饒陽県許司馬村です。彼は王耀軒の従妹常?の主　人の弟です。１９４３年１０月１０日に大連黒石礁興亜写真館で沈徳龍（陳運）と同時に逮　捕されました。当時２８歳でした。沈徳龍は、逮捕された後すぐに三尾豊に王耀軒と一緒に　７３１細菌部隊まで護送され、のちに死亡。李振声は行方不明

　　李振声の妻李淑琴、９０歳ですでに亡くなりました。娘李鳳智、ほぼ７０歳。現在中国黒　龍江チチハル市中国医学病院に住んでいて、定年退職しました。写真の中で抱かれている小　さい女の子は李鳳智です。連絡を取っています。

２．劉万会 別名 劉唯一。１９０１年?寧省本渓市下馬塘程家村生まれ。王耀軒の妻の父です。１９４３年１０月１５日に本籍で逮捕され、その後行方不明。当時４２歳でした。

　　彼の孫劉興家は、?寧省鞍山市鞍鋼合金公司設計院の警備部に勤めていました。既に定年退　職しました。

３．楊学礼 別名 楊雲客、１９１８年に生まれ。王学年のクラスメイトです。本籍は河北省撫　寧県です。１９４３年１０月８日に奉天で大連の日本憲兵隊に逮捕されました。当時２５歳　でした。逮捕される前は偽満州国公報社員でした。逮捕後行方不明

　　彼の兄楊学智は万蓮街万蓮地域に住んでいます。

４．李忠善 別名 劉振鶴、李之彬。１９１５年に河北省武??劉兆市村に生まれ。１９４３年１　０月６日に大連の日本憲兵隊に逮捕されました。当時２８歳。

　彼は王耀軒、王学年、沈徳龍の３人と１緒に７３１細菌部隊に護送されたことまでは分か　っていましたが、彼の写真と遺族はわかりません。

王亦兵

２０１１年１２月７日（４月１３日に訂正）