７３１部隊犠牲者遺族：敬蘭芝さんと娘さんの郭曼麗さんは、１９９８年９月に、７３１部隊・南京・空爆訴訟国家賠償請求訴訟原告として来日した際、人骨問題について新宿区と厚生省（当時）と懇談した。以下の要望はその際に自らの手で渡されたもの。

日本　東京都　新宿区長　殿

　一九九八年七月三〇日にお渡しした「申述書」の件です。（ニュース６６号参照　編集部注）この一年来、その後の調査結果をお知らせ頂けると待ち望んでいたのですが、いまだ消息がありません。
　私は、すでに七八才の高齢者で、日本訪問は四度になります。区長より満足できるお返事が頂けることを強く希望します。

中国被害者　敬蘭芝
一九九九年九月一八日

総理大臣　殿

　一九九八年七月三〇日に総理に「申述書」をお渡ししました。一九八九年より人骨が発見されてから既に一〇年の歳月が経っています。私は、ずっとあなた方の調査結果を待っています。そして、私の親類、身内の遺骨が、一日もはやく祖国に戻り、我々のそばへ戻ってくることを望んでおります。徹底した調査が行われ、一日もはやく亡くなった方々の魂を慰め、安らぎをもたせる日がくることを切に希望します。
中国被害者　敬蘭芝
一九九九年九月一八日

　　　　　　

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