The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
常石 敬一(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会・代表)
「今日の放射線被ばく防護の基準とは、核・原子力関係のために被爆を強制する側が、それを強制される側に、被ばくがやむを得ないもので、我慢して受認すべきものと思わせるために、科学的装いを凝らしてつくった社会的基準であり、原子力開発の推進策を政治的、経済的に支える行政的手段なのである」
改めてインパクトを感じる。中川の本には米国や国連を中心とした動きが書かれている。その後笹本征男の⑧(『米軍占領下の原爆調査―原爆加害国になった日本』)が出る。タイトルには、広島・長崎の被ばくデータを悪用することによって放射線被害の実態を矮小化する、そのことに加担した日本という意味が込められている。笹本はボクより一つ年下だが、彼もガンで、3年前に亡くなった。
予防衛生研究所は何のためにできたか。ABCCのカウンターパートとして、被ばく者たちのデータを集めるためにつくられた。これも笹本に言われて初めて気づいた。最後に自分のことに戻ると、ボク自身も自分のガンについて知りたい。今まであまり自分自身と向き合ったことがなかったが、向き合っていくしかない。多分これは事故当時、原発の近くに住んでいた人たちが今思っていることで、ごくわずかな情報でもいいから情報は全て教えて欲しい。その上で判断するのは自分たちなんだ、ということではないか。
別表:チェルノブイリから広島・長崎を思う | |
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題名(日本語出版年) | 著者(訳者)/出版社 |
日本語で読めるチェルノブイリ事故の当事者/国による報告書 | |
①『チェルノブイリ虚偽と真実』(1998年) | L. A. イリーン(本村智子、浜田亜衣子、高村昇、本田純久、芦澤潔人、山下俊一、本村政彦)/長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(Webで公開) |
②『チェルノブイリ被害の全貌』(2013年) | アレクセイ・V.ヤブロコフ,ヴァシリー・B.ネステレンコ,アレクセイ・V.ネステレンコ,ナタリヤ・E.プレオブラジェンスカヤ(星川淳、チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム)/岩波書店 |
③『チェルノブイリ事故から25年 ウクライナ政府報告書』(2012年) | 緊急事態省(市民科学研究室)/市民研(Webで公開) |
④『チェルノブイリ原発事故 ベラルーシ政府報告書』(2013年) | 非常事態省(日本ベラルーシ友好協会)/産学社 |
非当事者による報告 | |
⑤『低線量汚染地域からの報告』(2012年) | 馬場朝子・山内太郎/NHK出版 |
⑥『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害: 科学的データは何を示している』(2012年) | IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部(松崎道幸)/合同出版 |
広島・長崎を思い出す | |
⑦『放射線被曝の歴史』(1991年) | 中川保雄/技術と人間(2011年増補版は明石書店) |
⑧『米軍占領下の原爆調査―原爆加害国になった日本』(1995年) | 笹本征男/新幹社 |
質疑応答・25周年に向けて意見交換:省略
安松 狢
9月15日(日)、戸山ヶ原を歩く。一行はwamを見学後にスタート。人骨発見現場からほぼフルコースを3時間半で見学できた。終了後も韓国料理店へ。
荒川 美智代
残暑の残る9月29日、「陸軍士官学校と東京監獄」のフィールドワークに参加。永井荷風は、大逆事件の幸徳秋水らを目撃していた。(「花火」(1919年「改造」)。市谷監獄と東京監獄は1903年から7年間、同じ敷地に共存していた。
朝鮮日報:2013年11月7日 崔燕真(チェ・ヨンジン)記者
ソウル恵化警察署は、先月18日にソウル大学医学部で、人骨が大量に見つかり、捜査に乗り出した、と6日発表した。見つかった骨はおよそ50人分。
12月8日(日)
東京メトロ湯島駅
【七三一部隊員は語る】DVD上映会
第一回「七三一部隊語り部フォーラム」を見る 2月9日(日)午後2時~4時
若松地域センター第1集会室
(以降3月から6月まで、毎月第2日曜日午後2時~4時)
連続フィールドワーク
3月30日(日)午後1時~ お花見ウォーク JR高田馬場駅戸山口改札口
9月28日(日)午後1時~ 東京砲兵工廠 JR水道橋駅東口改札口
人骨発見25周年集会 7月20日(日)時間・会場未定
2013.11.24
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