軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会

The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College

『究明する会ニュース』160号・要約

今年も実施、連続フィールドワーク
第1回は恒例お花見ウォーク
消えてしまった? 毒ガス研究所と軍医学校

 2月24日(日)、2012年度連続フィールドワークは最終回を迎え、「江戸から明治へ 坂の上の雲の果て」と題し、上野公園・寛永寺を訪れた。

今年度は、恒例・お花見ウォークを皮切りに、全4回の連続フィールドワークを開催する。

第一回 4月7日(日)
お花見ウォーク 消えてしまった?毒ガス研究所と軍医学校
第二回 6月2日(日)
陸軍軍医学校の始まりと軍陣医学
第三回 9月29日(日)
陸軍士官学校と東京監獄
第四回 12月8日(日)
江戸から明治へ 東大と上野公園
寒風吹き荒ぶ中、上野で迎えたフィールドワーク最終回

 JR上野駅公園口には25名が集まり、正岡子規記念野球場へ向かう。子規は、「坂の上の雲」の主人公の1人。連続フィールドワークの企画は「坂の上の雲」へのアンチテーゼとして立案した。そこで戊辰戦争・上野戦争の現場であり、明治期には富国強兵・殖産興業の象徴ともいえる内国勧業博覧会が開催され、東京大空襲にも関わりの深い上野公園・寛永寺を歩いた。

正岡子規記念野球場
西郷像横に内国勧業博覧会を描いた錦絵
常徳院霊廟勅額門(綱吉・吉宗・家定篤姫)
慰霊碑・哀しみの東京大空襲
フィールドワークアンケート結果

省略

防衛省裏から多数の人骨発掘 ― 縄文人骨にDNA鑑定や復顏も!

鳥居 靖(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会・事務局長)

 2013年1月31日報道(朝日新聞等)。昨年11月、新宿区市谷加賀町2丁目遺跡から、縄文人の人骨11体が発見された。今後、周囲の土壌分析、顔の復元、DNA鑑定などを行う予定。詳細かつ綿密な調査が行われるのは当然のことだ。新宿戸山の人骨にも同様の調査を期待したい。

朝日新聞:縄文集落?保存良好《2013年1月31日》

市谷加賀町二丁目遺跡から縄文時代の人骨を発見 新宿区内で異例の出土

新宿区ホームページ

http://www.city.shinjuku.lg.jp/whatsnew/pub/2013/0130-01.html

「人体の不思議展」を考える京都ネットワークが昨年末、総括集会のシンポジウムを行いアピールを採択しました

挨拶文

アピール「人体の不思議展」の再開を許さない

 「人体の不思議展」はプラスティック樹脂で特殊加工した「本物の死体」を商業的に展示する催しものである。…
 …この間のネットワークの運動が力となり、「人体展の標本は死体であり、同展は客観的には死体解剖保存法に違反する」とする法務省刑事局の見解、ならびに「人体展は倫理上問題があり協力できない」とする日本医師会第XII次生命倫理懇談会の声明を引き出すことができ… 今後、日本における人体展開催は極めて困難になった。…
 … 興行主は速やかに遺体を中国に返還し、手厚く弔うべきである。また、これまで人体展を推奨した日本の医学界、各地の教育委員会、マスコミ、自治体には非人道的「死体展」に手を貸したことに対して真摯に反省するよう強く求めたい。
 現在、死体の商業展示は法律上明確に禁止されていない。いつ何時再開されないとも限らない。「死体展」の再開を絶対に許すわけにはいかない。今後とも厳しく監視していくことをここに表明する。

2012年12月22日

シンポジウム「『人体の不思議展』は何だったか」参加者一同

全文

中国の731部隊被害者遺族の張可偉さんから、新年のご挨拶が届きました

2013年お花見ウォーク 消えてしまった? 毒ガス研究所と軍医学校

日時:4月7日(日)12時50分集合 13時出発
集合場所:JR総武線大久保駅北口改札口

訃報
伊東栄三さん

伊東栄三さん(享年91歳)
2013年1月19日ご逝去
元陸軍軍医学校軍属

【備忘録】

人骨の会新宿支部に当たる「人骨問題研究会」の活動報告が、ウィズ新宿(新宿区立男女共同参画推進センター)で展示中

2013.3.17

定期購読者募集のご案内

年間4~6回発行している『究明する会ニュース』の定期購読をお願いしています。お申し込み詳細は【定期購読者募集】のページをご覧ください。
inserted by FC2 system