The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
川村 一之(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会)
私たちは6月1日、改選で新しいメンバーで構成された新宿区議会に「国に防疫研究室跡地調査の早期実施を求める陳情」を提出した。6月15日、新宿区議会・総務区民委員会が審査した結果、陳情は採択された。6月21日、この報告を受け、2007年第2回新宿区議会定例会本会議は、38人の議員全員が提出者となった「防疫研究室跡地調査の早期実施を求める意見書」を提出、可決をみた。意見書は新宿区議会の桑原公平議長名で、安倍晋三内閣総理大臣、柳澤伯夫厚生労働大臣、河野洋平衆議院議長、扇千景参議院議長あてに提出される。
(2007年6月21日)
かわの 達男(社会)質問
「戸山公園総合運動場の整備促進」について、東京都の買収が進まない要因のひとつは、この土地が旧陸軍軍医学校跡地であるから。昨年6月24日の新聞報道では、看護師の石井十世さんが当時の川崎厚生労働大臣と直接面会、89年に発見された人骨とは別に人体標本類が遺棄された事実を伝え、大臣は「戸山5号宿舎周辺を調査する」と明言した。そこは戸山公園の第2段階整備予定地内にあり、また旧陸軍の防疫研究室があった。国有地の売却や、国立国際医療センターの独立行政法人化への動きもあり、もしこのままの状態で新法人に引き継がれるならその後の取得は困難を極める。今こそ用地取得を確実なものとするときである。そこでお聞きします。
区長(総務部)答弁
暴かれたフランコの墓
スペイン、フランコ時代の犠牲者が彼らの話を語り始めた。
マイク・エルキン
翻訳:根岸 恵子
2004年、バルセロナから匿名の手紙がフォンタノサスの市長、エミリオ・ヴァリエンテの元に届いた。その町は数十年にわたりフランコ独裁時代の多くの弾圧と虐殺の物語というひとつの秘密を守るために、人々はひそひそ声で暮らしてきた。
ヴァリエンテは「歴史の記憶回復協会(The Association for the Recovery of Historical Memory)」に連絡した。2月半ば過ぎの週末、協会の発掘チームが7人の遺骨を掘り起こした。
スペイン内戦時にフランコ政権側、共和主義側双方に犠牲者が出た。フランコ政権側の遺体は独裁時代に多くが掘り出されているが、共和主義側の遺骨は放置されたまま。
集団墓の発掘は、アルゼンチン、チリ、ペルー、グアテマラ、エルサルバドル、メキシコ、前のユーゴスラビア、ルワンダ、ケニア、イラク、・・・で行われ、いくつかのケースでは政府がこれらの努力を支援しているが、非営利のグループだけがプロジェクトを組織しているところもある。
スペインの場合は、2002年にバスクの地方政府が集団墓地調査のための委員会を作った。2004年9月、中央政府もまた、内戦とフランコ主義の犠牲者の威厳を回復するための将来の法律作りのガイドラインをつくるために委員会を招集。市民のために関連資料の情報公開を緩和し、犠牲者に関する情報を集めた。
(次号に続く)
千鳥ヶ淵墓苑の実態を知ってください
千鳥ヶ淵墓苑に入れられた戦死者35万の叫びを代弁して訴えます
秋山 格乃助
内容省略
7月22日(日)
2007.7.1
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