軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会

The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College

『究明する会ニュース』119号・要約

人骨発見17周年集会
「七三一部隊 ―実像と虚像―」開催

安松 狢

常石氏の講演に熱心に耳を傾ける参加者たち
質疑応答

 7月22日(土)、新宿区立新宿歴史博物館講堂において、人骨発見17周年集会開催。今年の講演者は究明する会代表の常石敬一氏、テーマは、創設70年の「七三一部隊」。参加者は約50名。川村氏の司会の下、まず鳥居事務局長が人骨問題の概要を説明。続いて、常石代表による講演。七三一部隊のネットワーク、その中枢の軍医学校防疫研究室、七三一部隊の創設と活動、敗戦直後の活動、七三一部隊の情報が戦後どのように扱われたか、或いは情報が独り歩きした例などについて。

人骨問題の概要は8ページ、常石氏の講演録は次号以降で紹介。

人骨発見17周年アンケート結果

省略

厚生労働省が新たな「人骨」調査で新宿区、東京都と協議再開
~川崎大臣の調査明言で~

川村 一之・鳥居 靖

 川崎二郎厚生労働大臣の「人骨」調査明言を受けて、厚生労働省が7月に、中断していた東京都への土地売却交渉を再開。川崎二郎厚生労働大臣が、元軍医学校看護師の石井十世さんにヒアリングを行い、人骨(人体標本類)調査を約束。その土地は99年から東京都との間で土地の売買交渉が中断していた。所管する国立国際医療センターの担当者が7月に新宿区と東京都を訪れ、川崎大臣が調査を約束したことを伝え、新宿区と東京都の意向を聞き、話し合いを再開した。究明する会の川村一之らが、7月28日(金)、河野達男新宿区議(社民党)の立会いで、新宿区の担当者と会い、8月1日(火)、大山とも子都議(共産)の仲介で、東京都の担当者と会ってわかった。

厚生労働省との文書のやり取り
省略

新宿区との文書のやり取り
省略

フィールドワークの反響続く

前々号で紹介したグループからお礼の手紙をもらう

(内容省略)

石川さんの説明に耳を傾ける参加者
陸軍戸山学校将校会議所前で記念写真
新聞記事

2006年8月13日東京新聞:生体解剖を経験した元従軍看護婦の証言

人骨の会の歴史

謎の人骨発見さる 89年夏・・・軍医学校来歴・・・訪中団の成果と、中国からの訴え・・・骨は告発する 佐倉鑑定・・・戸山人骨の鑑定結果・・・人骨焼却差止め訴訟・・・厚生省(現・厚生労働省)調査報告書・・・納骨・拝礼式を挙行・・・新たな科学鑑定の方法とは・・・新たな調査を求めて・・・17年めの転機

2006.8.30

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