軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会

The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College

『究明する会ニュース』107号・要約

第一回人骨問題研究会講演記録(4月18日開催)その2

スーパーインポーズ法
~遺骨鑑定の新たな可能性を探る~

東京歯科大学法人類学研究室
橋本正次さん


  • ・スーパーインポーズ法の発展
    • ラクストン事件から日航機事故
  • ・スーパーインポーズ法の諸問題
    • 写真に関する問題、装置に関する問題、頭骨と顔面部の解剖学的な問題
  • ・光学的スーパーインポーズ法
    • マジックミラーを使って撮影距離を合わせる
  • ・ビデオスーパーインポーズ装置
    • モニター上で合わせる
  • ・コンピューターによる三次元データ化
    • 三次元画像の可能性と実際
  • ・スーパーインポーズの実際
    • 顔面上の人類学的計測点を合わせ、顔部品が合えば…
  • ・復顔法について
    • 信頼性の低い方法
  • ・新宿の人骨について
    • 今やれることは対照資料を集めること

《恒例》平和のための戦争展フィールドワーク

恒例となった「平和のための戦争展」企画。今年は8月14日に行われ、33名の参加を得た。
感想を一部紹介(内容省略)

人骨発見15周年報告:その1

人骨(ほね)と歩んだ15年

2001年6月14日、厚生労働省、調査報告書を公表した記者会見の記録テープ

  • 川村 ――
    • これより15年前に戻っていただきたい。軽く目を閉じて、その時自分は何をしていたかという事を思い浮かべてほしい。
  • 堤 ――
    • 「人骨出土の顛末について」
      • 7月22日(土)
        • 9時50分
          • 国立予防衛生研究所建設現場掘削作業中、人の頭骸骨約30個発見。
        • 10時
          • 戸山遺跡調査会調査員より新宿歴史博物館へ報告。
        • 10時30分
          • 新宿歴史博物館職員現場到着。現地確認のうえ建設省、厚生省へ連絡。
        • 12時50分
          • 建設省、厚生省が現場到着。
        • 13時30分
          • 新宿歴史博物館館長、現地到着。
        • 18時45分
          • 建設省より牛込警察署へ人骨発見の電話連絡。
        • 18時55分
          • 牛込警察署署員現地到着。写真撮影。
      • 7月23日(日)
        • 9時40分
          • 建設省、牛込警察協議。
            現地へ鑑識到着。頭骸骨3個を採取。
      • 7月24日(月)
        • 10時
          • 建設省、厚生省、東京都教育庁、新宿区教育委員会、現地協議。
        • 11時30分
          • 牛込警察で建設省と厚生省、牛込警察が取扱いを協議。
        • 16時
          • 牛込警察で記者会見。
        • 記者会見要旨
          • 厚生省戸山研究庁舎建設現場において、人骨35体が検出された旨、7月22日午後6時45分、建設省より牛込警察署に届け出があった。検出人骨の年代等については、現在、科学捜査研究所で鑑定中である。なお、当該地は、江戸時代尾張藩下屋敷であり、戦前は陸軍軍医学校であった場所である。
  • 川村 ――
    • このようにしてドラマは始まりました。

アンケート結果:省略

中央大学長谷川ゼミ:《続》フィールドワーク感想

*見学を終えて  S・H(男)
*鳥居さんのお話を聞いて  U・Y(男)
*陸軍軍医学校跡地とその周辺を歩いて  Y.N(女)

新聞記事

中国新聞2004年7月16日(金)
茶褐色 もの言わぬ遺骨
「兄どこに」続く発掘:推定57人
歳月を超え:被爆59年の夏

緊急告知!

12月12日(日)午後1時30分~3時30分

「樺太先住民族と北大人骨問題」

青柳文吉さん
(ウィルタ協会・北海道文学館学芸員)
新宿消費生活センター第一会議室
(高田馬場駅徒歩5分)

2004.11.30

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