The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
~懐かしい顔もちらほらと~
7月25日、新宿区若松地域センターで15周年集会を開催。参加者40名。初代事務局長の高橋武智さんら懐かしい顔も。また、日弁連の調査報告書を書いた中野弁護士は初参加。人骨発見から今日までの流れがよくわかる集会だった。内容は次号以降で紹介。
スーパーインポーズ法
~遺骨鑑定の新たな可能性を探る~
東京歯科大学法人類学研究室
橋本正次さん講演記録
人類学、法人類学、人体解剖学を専門に研究している。人類学では個人を特定する必要はないが、法人類学では、それが誰か、死後経過年数、死因などを厳密に調べる。本日は、いくつかの個人識別手段の中で、白骨化した頭蓋骨と生前の写真とを重ね合わせて比較照合するという、いわゆるスーパーインポーズ法について理解していただき、この方法の遺骨鑑定における新たな可能性を考えてみたい。
以下、小見出しのみ紹介
以下、次号に続く
6月にフィールドワークの案内をした中央大学長谷川ゼミの皆さんから、感想が寄せられた。感想文は9名分。紙面の都合で代表的なものを二通のみ紹介。
陸軍軍医学校跡地周辺のフィールドワークについて:Y.O(男)
私は今まで新宿副都心のはずれに旧陸軍の関係施設の跡地があることすら知らなかった。今回訪ねた場所は案内板に相当するものもなかった。
そこにある問題について何も知らないで生きていくということは、もし自分が犠牲者になっても誰もこちらを見てくれないということ。人骨の問題はこのまま終わりにすべきではなく、もっと調査が必要。
陸軍軍医学校跡地とその周辺を巡るフィールドワークを終えて:Y.T(女)
人骨が発見された当時、私は4歳だったので記憶もなく、今回ゼミで取り上げるまではこの問題を知らなかった。ゼミや授業で七三一部隊のことについて勉強をしたが、それに関係のある人骨が日本国内、しかも東京で発見されたと聞いて身近な事のように感じられ、問題に対する関心が高まった。どこにでもある閑静な住宅街だが、「陸軍」と書かれた境界石を見たとき、昔軍関連施設が実在していたということを実感した。教室の授業とは異なり、実際にその場所を自分の目で確認できるという点が素晴らしい。一連の流れとしてみて回ったので全体像が捉えやすくてよかった。戦争が終わったからと言って何もかもが解決したわけではなく、むしろ戦後処理の問題は現代を生きる私たちに課された課題として受け止め、正面から向き合い、一つ一つ解決していかなければならないことなのだと考えさせられた。
アクセス数一万突破
他省略
人骨発見15周年について
THE JAPAN TIMES(ジャパンタイムス)8月4日(水)
2004.9.23
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