The association demanding investigationon human bones discovered from the site of the Army Medical College
11月3日、「東アジア共同ワークショップ・関東」と人骨問題を究明する会の共催によるフィールドワーク・学習会開催。参加者27名。究明する会・鳥居の案内で新大久保駅から感染研内の納骨施設までフィールドワーク。学習会は人骨焼却差止住民訴訟元原告団長の渡辺がパネルを使って説明。若い人たちが正しい歴史認識に基づいて未来を創造することの重要性を語った。
《アンケート》
* 当時と変わってしまい、歩くだけでは気づかない。
* 現地を歩くとリアルに感じる。
* 展示パネルはこれからの問題を問うている。
* 彼らの骨を遺族の元へ返してほしい。
* 日本の悲しい歴史をまた一つ学んだ。 等々
骨はどうしてほしいのか
~戦争犯罪とその被害の回復について考える~
~「2003年夏 東アジア共同ワークショップ 北海道」に参加して~
鳥居 靖(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会・事務局長)
内容省略
2003年8月14日
米で黒人奴隷の遺骨を埋葬(共同通信)
日本の標本展に中国人らが反発 中国から献体「死者への侮辱」(朝日新聞)
戦没者遺骨のDNA鑑定開始 確かめたい思い尊重を(朝日新聞)
西里 扶甬子
私は今年8月、十年来懸案だった『Unit731 -The Japanese Army’s Secret Of Secrets-』の邦訳本を『七三一部隊の生物兵器とアメリカ―バイオテロの系譜』として出版した。この本は1984年制作のイギリスのテレビ・ドキュメンタリーから生まれた。訳者である私は、取材現場にも深く関わり、以来「七三一部隊の系譜」をジャーナリストとして追い続けた。
『悪魔の飽食』以降、一時細菌戦についての関心は下火になったが、新宿戸山から人骨が発見され、七三一展が全国展開、日中の市民レベルでの連携が深まり、被害者の家族が日本政府を提訴するきっかけになった。
2002年5月、私は『生物戦部隊七三一~アメリカが免罪した日本軍の戦争犯罪~』を執筆・出版。その直前に厚生労働省が国立感染症研究所の敷地内に納骨施設を作り、「人骨」を「尊厳をもって」「弔意を示しながら」納骨した。
今年3月、恒例の「お花見ウォーク」に参加した。DNA鑑定など進めることなく納骨施設に「保管」することで終わりにしてしまうのであれば、せっかく陽の目をみた骨たちを、再び沈黙の地中に埋め戻したにも似た結果になる。
管野 和恵
日本青年学生平和友好祭実行委員会の主催による「第一二次侵略を記憶し語り継ぐ平和の旅」への出発に先立って行われた川村氏の講演は、改めて「『知らない』ことの罪」を私に思い知らせた。「戦争は絶対だめだ」という「感情」こそ、私にとって戦争を語る「土台」。
石川 久枝
「悪魔の飽食」森村誠一著に証言されている標本(人骨)を捨てた場所に関する証言が石井さんから語られた。石井さんのことをもっと聞いておこうと石川が尋ねた。
最近の石井さんは
石井さんは80歳を過ぎてなおアルミ缶回収のリサイクル活動で表彰を受けた。彼女はリサイクル金に自分のお金を足して、すでに45台の車椅子を新宿区社会福祉協議会に寄贈。公務員の60歳定年制導入で、石井さんは1985年に医療センターを退め、東京都失明厚生館医療部門に90年8月1日まで勤めた。老後はリサイクル問題に取り組む。
(続く)
韓暁さん急逝
2003.11.30
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